自主管理で家賃回収をする方法は?管理方法やデメリットも解説

賃貸経営を自主管理で始めようと検討しているものの、毎月の家賃をどのように回収し管理すればよいか、悩んでいませんか。
適切な回収方法を選び、管理体制を整えておかないと、「振込がない」「誰からの入金かわからない」といったトラブルや、未払い発生時の督促対応に追われることになります。
本記事では、主流となっている「口座振替」や「銀行振込」などの回収方法のメリット・デメリット、効率的な管理方法、さらに自主管理に潜むリスクと対策について解説いたします。
安定した賃貸経営を目指し、手間とリスクを抑えた運用体制を整えたい方は、ぜひご参考になさってください。
- この記事の要点
- Q:自主管理で家賃回収をするなら、未払いが出たときはどの順番で対応すればいいですか?
- A:まず入金状況を確認し、早めに連絡して、期日を区切って書面で督促する流れが基本です。
対応の順番を決めておくと感情的なやり取りを避けやすく、回収の記録も残せるからです。
放置すると滞納が長期化し、手続き負担も増えるため、契約内容の整備や督促手順の設計でお困りなら、弊社にご相談ください。
自主管理の家賃回収方法

自主管理を始めるにあたり、まずはご自身と入居者の双方にとって最適な回収手段を検討しましょう。
ここでは、代表的な3つの回収方法の特徴について解説していきます。
口座振替(自動引き落とし)【推奨】
現在、賃貸経営において最も確実で推奨される方法です。
毎月決まった日に入居者の口座から自動で家賃が引き落とされるため、入居者の「うっかり振込忘れ」を防ぐことができます。
自主管理の場合、金融機関と直接契約するのはハードルが高いですが、「集金代行会社」や「収納代行機能付きの家賃保証会社」を利用することで導入可能です。
手数料はかかりますが、回収率の高さと管理の手軽さは大きなメリットです。
銀行振込
オーナーと入居者の双方にとって、仕組みがシンプルで導入しやすい方法です。
契約時に振込先の口座情報を伝え、毎月期日までに振り込んでもらいます。
入居者の方には、ATMやネットバンキングなど利用しやすい方法で振込んでもらい、名義を契約者名で統一してもらうと管理がスムーズです。
その反面、入居者に「銀行に行く」「ネットバンキングを操作する」という手間がかかるため、支払いが遅れがちになる傾向があります。
また、同姓同名の入居者がいる場合や、契約者と異なる名義(親など)で振り込まれた場合の消込作業(入金確認)に手間がかかる点に注意が必要です。
カード決済の導入と利便性
カード決済による家賃回収は、キャッシュレス化が進むなかで、入居者の方からのニーズが高まっている方法です。
導入する場合は、カード決済に対応した代行会社や家賃管理サービスと契約し、専用システムで決済をおこなう準備を整えます。
サービス内容や手数料、入金サイクルを比較して、ご自身の運営規模や資金計画に合ったものを選ぶことが大切です。
カード情報の登録や毎月の手続きは、基本的に入居者の方の操作で完結するため、振込の手間がなくなり、支払い忘れの防止にもつながります。
オーナーは、決済データを管理画面で確認し、手数料が引かれた金額が口座に入っているかをチェックしましょう。
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自主管理の管理体制はどう作る?

前章では、自主管理の家賃回収方法について述べましたが、運用するためには管理体制の構築も重要です。
ここでは、表計算ソフトやアプリを活用した仕組み化について、解説いたします。
表計算ソフトで家賃台帳を作成する
表計算ソフトで家賃台帳を作成する際は、まず物件名・部屋番号・入居者氏名などの基本情報欄を設けます。
次に、家賃や共益費などの金額欄と合計欄を作り、計算式を設定して自動計算できるようにすれば、管理が効率的になります。
支払期日や入金日を記録する項目を追加し、「入金済」「未入金」などの状況を入力できる形式にすると、支払い状況を一目で確認することが可能です。
さらに、条件付き書式で期日超過の未入金行に色を付ける設定をおこなえば、異常の早期把握にもつながります。
台帳の構成は、月ごとにシートを分ける方法や年月を列で管理する方法などがあるため、自分が見やすい形式を選びましょう。
アプリを活用するメリットと注意点
家賃管理アプリを利用すると、入金予定日やスケジュールの通知が自動で届くため、確認漏れを防ぎやすくなります。
入居者向け機能を備えたサービスであれば、支払額や方法の確認、メッセージによる連絡ができ、コミュニケーションも円滑になります。
また、多くのアプリは入金データを自動で取り込み一覧表示してくれるため、手入力の負担が減り、事務作業の効率化につながるでしょう。
一方で、利用料や決済手数料が発生する場合もあるため、戸数や家賃額を踏まえて、費用と利便性のバランスを検討することが重要です。
クラウドサービス利用時は、パスワード管理を徹底するなど、安全な運用体制を整えておく必要があります。
定期的な帳簿確認と保管方法
家賃台帳は、月ごとや年ごとのタイミングで、数字をチェックする習慣をつけることが重要です。
毎月、入金状況や滞納の有無、精算があったケースを振り返り、翌月の対応に活かしていきましょう。
また、年に一度は、通帳の入金総額と台帳の合計額を照らし合わせ、違いがあれば原因を確かめて、税務申告の準備として整理しておきます。
データの保存については、パソコン本体だけでなく、外付けのハードディスクや、クラウド上の保管サービスにもバックアップを取っておきましょう。
紙で管理する場合は、年度ごとに台帳を印刷してファイルに保管しておくと、後の確認時にも役立ちます。
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自主管理に伴う家賃回収のデメリット

ここまで、自主管理の実務を解説しましたが、万が一のトラブルや負担についてもおさえておきましょう。
最後に、自主管理で起こりうるリスクについて解説していきます。
滞納時におこなう督促対応
家賃の自主管理では、どの回収方法を選んでも、まれに支払いが遅れてしまうケースがあります。
入金が確認できない場合は、まず支払忘れの可能性を考え、電話やメールでやさしく状況を確認し、新しい支払予定日を共有しましょう。
それでも入金がない場合は、書面でのお知らせを送付し、期日や振込先を明記したうえで、今後の流れを丁寧に案内します。
連帯保証人の方がいる契約では、入居者の方と連絡がつかない場合に、契約にもとづいて保証人の方にも状況を共有しておきましょう。
なお、長期の未払いが続く場合には、内容証明郵便での正式な請求や法的な手続きを検討することになります。
回収業務に時間がかかる
家賃回収や入金確認は毎月必ず発生する業務であり、戸数が増えるほど、オーナーの時間を占める割合も大きくなっていきます。
たとえば、10戸の物件で1戸ずつの確認作業に5分かかるとすると、毎月の確認だけでおよそ50分の時間が必要です。
現金集金で各戸を訪問する場合は、移動や会話の時間も含めて、半日近い時間がかかることも考えられます。
そのため、すべてを手作業でおこなうのではなく、振込やカード決済、アプリなどを活用して、時間の使い方を工夫することが重要になります。
ご自身がどの業務にどれくらい時間を使っているのかを、一度書き出してみると、外部サービスの導入や業務整理の判断もしやすくなるでしょう。
督促対応に伴う心理的負担
入金が遅れている際に連絡を入れることは気をつかいやすく、自主管理ならではの心理的負担となる場合があります。
とくに、長く住んでいる方や日頃から関係の良い方には、連絡のタイミングを迷うこともあるでしょう。
負担を軽減するためには、契約時に支払期日や遅延時の流れを文書で共有し、手順に沿って進めるルールを整えておくことが大切です。
また、電話だけでなくメールや書面を活用すると、伝える内容を事前に整理でき、落ち着いて対応しやすくなります。
心理的負担が大きい場合は、家賃保証会社や管理会社への部分委託を検討し、督促業務のみを専門家に任せる方法も選択肢となります。
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まとめ
自主管理での家賃回収は、口座振替・振込・カード決済それぞれの特徴を把握し、自身の運営スタイルや入居者の利便性に合った方法を選ぶことが大切です。
管理体制においては、表計算ソフトやアプリを活用して入金状況を可視化し、定期的なチェックを習慣づけることで未払いの早期発見につながります。
滞納時の督促は時間的・心理的な負担が大きいため、事前のルール作りや保証会社の利用といった、リスク対策もあわせて検討しておきましょう。
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