賃貸物件で猫を飼う場合の対策は?騒音・におい・爪とぎに分けて解説
ペット可の賃貸物件に住む場合でも、飼育方法によっては、ほかの住民や家主との間にトラブルが発生するケースがあります。
たとえば、猫を飼う予定の方は、猫ならではの習性をよく理解して、事前に対策をとっておくことが大切です。
そこで今回は、賃貸物件で猫を飼う場合の対策について、騒音・におい・爪とぎに分けて解説します。
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賃貸物件で猫を飼う場合の対策①騒音
猫は犬のように吠えたりしないため、騒音の問題について見逃してしまうことがあるかもしれません。
しかし、飼い主には気にならないレベルの生活音でも、ほかの人にとっては騒音と捉えられる可能性があります。
ここでは、猫の騒音の種類と3つの対策を解説します。
猫の騒音の種類
猫の騒音で多いのが、足音です。
活発な猫は、キャットタワーや家具のうえから飛び降りることを好む場合があります。
また、猫は基本的には静かに歩きますが、人やほかの猫とじゃれ合っていると、興奮して足音を立ててしまう場合があります。
フローリングなどの硬い床の場合、爪を立てて歩くと、カシャカシャと大きな音が立つ場合もあるでしょう。
猫の鳴き声や喉を鳴らす音なども、人によってはうるさく感じる可能性があるかもしれません。
とくに、多くの方が寝静まっている時間帯の鳴き声には注意が必要です。
騒音対策①防音アイテムを使用する
室内で以下の防音アイテムを使用すると、猫による騒音を軽減できます。
●防音カーテン(窓)
●防音マット(床)
●防音シート(窓)
●防音パネル(壁)
猫の行動パターンや部屋の位置などを考慮し、音が響きやすい箇所は、重点的に防音アイテムを使用するようにしましょう。
騒音対策②ゲージやキャットタワーの位置を考える
ゲージやキャットタワーなどの位置によって、隣宅への音の伝わり方が変わります。
窓や壁などに密接していると、音だけでなく振動なども伝わりやすくなるため、注意しましょう。
猫用スペースを隣宅と接触していない場所に設け、音が響きにくくすることは効果的です。
ただし、この方法では階下への音が防げないため、防音アイテムの使用との組み合わせが必要となります。
騒音対策③隙間を塞ぐ
ドアや窓などの隙間から、音が漏れる場合があります。
市販の防音テープを使用し、家の隙間を塞ぐことも騒音対策として効果的です。
賃貸物件の入居時には、部屋全体を見て、音のとおり道になりそうな部分を確認しておきましょう。
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賃貸物件で猫を飼う場合の対策②におい
猫特有のにおいが、賃貸物件でのトラブルの原因となるケースがあります。
ここでは、猫のにおいに関する特性と、3つの対策方法を解説します。
猫のにおいに関する特性
猫の尿には、独特なにおいがあります。
とくに、去勢手術をおこなっていない猫の尿のにおいは、強烈です。
猫はストレスがたまっていたり、トイレが汚れていたりすると、お尻を持ち上げて排尿をすることがあります。
尿が壁や床に飛び散ると、内装材ににおいが染み込み、賃貸物件の退去時にトラブルになる場合もあります。
におい対策①トイレの周辺に気を配る
上述のとおり、猫は尿を飛び散らせる場合があります。
そのため、トイレ周辺のスペースにも広めにペットシーツを敷いておくと、床や壁が汚れることを防げます。
消臭効果の強いトイレシートや猫砂を使用するのも、良い方法です。
また、蓋付きトイレや消臭スプレー、トイレ用の小型の消臭器なども、におい対策に役立つアイテムです。
におい対策②よく換気をする
部屋のなかの空気がこもると、においが家具や布製品などに付着しやすくなります。
定期的に換気をおこない、新鮮な空気を入れると、猫のにおいが気になりにくくなるでしょう。
窓際のカーテンもにおいが染み込みやすい家具のため、消臭カーテンを選ぶと効果的です。
におい対策③こまめに掃除をする
部屋中に猫のにおいが染み込まないよう、こまめに掃除をすることは大切です。
猫のおもちゃや寝具、ボウルなど、日常的に使用するさまざまなアイテムをこまめに掃除しましょう。
猫用アイテムを清掃する場合は、ペットに優しいクリーナーや酢、重曹などを使用するのがおすすめです。
壁や床なども定期的に拭き掃除をし、清潔な環境を保ちましょう。
掃除に役立つアイテムとして、ブラックライトがあります。
尿や唾液などの体液は、ブラックライトで照らすと明るく光る特性があります。
ブラックライトで目星を付けてから掃除をすると、徹底的な掃除が可能です。
簡単に掃除ができないソファやベッドなどの家具については、カバーで覆っておくと手入れがしやすくなります。
万一トイレ以外で排尿をされてしまっても、内装や家具に染み込ませないようにするための工夫をしておくと良いでしょう。
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賃貸物件で猫を飼う場合の対策③爪とぎ
爪とぎは、猫の特徴的な習性のひとつです。
ここでは、猫の爪とぎの基礎知識と3つの対策について解説します。
猫の爪とぎの基礎知識
猫は狩りをする動物のため、獲物を捕まえる道具である爪をとぐ習性があります。
爪の余分な部分を剥ぎ、鋭さを保つ爪とぎは、猫にとって健康維持のための行動でもあります。
また、爪とぎにはマーキングの意味合いもあり、縄張りをアピールするための大切な行動です。
さらに、ストレス発散やかまってほしいことのアピールとして、爪とぎをする場合もあります。
このように、爪とぎは猫の本能的な習性であり、爪とぎそのものをやめさせることは猫にとって良くありません。
賃貸物件で猫と暮らす場合は、爪とぎをしても良い場所を設け、爪とぎをしてほしくない場所には適切な対策をとることが大切です。
爪とぎの対策①爪とぎアイテムを複数用意する
爪とぎアイテムを複数用意すれば、壁や柱などで爪とぎをされてしまう可能性を減らせます。
猫の爪とぎスタイルをよく観察し、好みに合ったアイテムを用意してあげるようにしましょう。
新しい爪とぎアイテムを購入したら、マーキングを促すことがポイントです。
前足の肉球を爪とぎアイテムにこすりつけてにおいを付けると、猫は自分の物と認識しやすくなります。
爪とぎの対策②定期的な爪切り
猫は爪が長くなると、爪切りの方法として爪とぎをおこないます。
そのため、定期的な爪切りは、爪とぎを減らすのに役立ちます。
爪切りをする場合は猫専用の道具を使い、深く切って神経や血管を傷つけることがないよう注意しましょう。
猫が爪切りを嫌がる場合は、1度に切る箇所を少なくし、複数回に分けて切っていくのがおすすめです。
自宅での爪切りが難しい場合は、動物病院やペットショップでもお願いできます。
爪とぎ対策③保護シートを貼る
壁や柱などの爪とぎをされたくない箇所には、保護シートを貼っておくことが効果的です。
裏面に吸着加工されており、穴を開けなくても簡単に取り付けられる商品も多く販売されています。
まずは猫の行動をよく観察し、爪とぎしたがる場所を確認しましょう。
一般的には、ペットトイレの横の壁やドアの横、壁の角際などを好む傾向があります。
場所が特定できたら、猫が立って届く範囲まで保護シートを貼ると、壁や柱を爪とぎから効果的に守れます。
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まとめ
賃貸物件では、猫の足音や鳴き声による騒音に注意が必要です。
におい対策としては、トイレ周辺に広くペットシーツを敷くことや、こまめな換気などが効果的です。
壁や柱で爪とぎをされてしまうことを防ぐためには、爪とぎアイテムの用意や定期的に爪を切るなどの対策が役立ちます。
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