賃貸物件の築年数の狙い目は?家賃に影響する理由や注意点も解説

賃貸物件の築年数の狙い目は?家賃に影響する理由や注意点も解説

賃貸物件選びにおいて、築年数は、家賃や快適性を判断するうえで欠かせないポイントです。
ご自身の希望条件を明確にすれば、家賃重視やコスパ重視など、狙うべき物件の築年数が見えてくるでしょう。
この記事では、築年数が家賃や住み心地に与える影響から、重視するポイント別の最適な築年数、さらに古い物件を契約する際の注意点までを解説いたします。
理想のお部屋探しを成功させたい方は、ぜひこの記事をご参考になさってくださいね。

この記事の要点
Q:賃貸物件で築年数の狙い目を見極めるとき、もっとも重視すべき点は何ですか?
A:家賃だけでなく設備更新や管理状態を含めて判断することが大切です。
理由は、築年数が古くてもリフォームや修繕が行き届いていれば、住み心地と費用のバランスが良くなるためです。
内見時に水回りや共用部の管理状況を確認すると失敗を避けやすいといえます。

築年数が賃貸物件の家賃を決める3つの理由

築年数が賃貸物件の家賃を決める3つの理由

賃貸物件を探す際、築年数は家賃を決める大きな要素となりますが、なぜそこまで価格に差が出るのかご存知でしょうか。
まずは、賃貸物件の築年数が家賃を左右する、構造的な理由について解説していきます。

老朽度が家賃設定に与える影響

建物は、雨風や紫外線などの影響で、時間の経過とともに少しずつ劣化が進んでいくものです。
こうした見た目の古さや機能の低下は、住み心地の悪さにつながり、物件の資産価値を下げる要因となります。
その結果として、市場での競争力を保つために、築年数が古い物件ほど、家賃は低めに設定される傾向にあるのです。
一般的に新築時を基準にすると、築10年で約10~15%も家賃が下落するといえます。

耐震基準改正による安全性能差

入居者の安全に直接関わる「耐震基準」の違いも、家賃に大きく影響を与えます。
日本は地震が多い国であるため、建物の耐震性能は物件を選ぶうえで大切な要素となります。
建物の耐震性に関する法律は、過去の大地震を教訓に、これまで何度も改正が繰り返されてきました。
そのなかでも、とくに重要なのが、1981年6月1日に導入された「新耐震基準」という基準です。
これより前の「旧耐震基準」では、震度5強程度の揺れで建物が倒壊しないことが一つの目安でした。
一方で、新耐震基準では震度6強から7程度の大規模な地震でも、命に危険が及ぶような倒壊はしないことが求められます。
この耐震基準の違いは、万が一の際の安全性という大きな価値の差となり、家賃設定に反映されているのです。

設備更新による家賃プレミアム

日々の生活の快適さや便利さを大きく左右する、建物設備の差も家賃を決める要素となります。
一般的に、築年数が浅い物件ほど、現代の生活様式に合った新しい設備が整っていることが多いです。
たとえば、いつでも温かいお風呂に入れる追い焚き機能や、雨の日に便利な浴室換気乾燥機は人気の設備です。
また、防犯意識の高まりから、オートロックやモニター付きインターホンといった、設備の需要も見込めます。
このように、設備の充実度は、日々の暮らしの質を高める直接的な価値であり、その価値が家賃にはっきりと反映されるのです。

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コスパや快適性を重視した賃貸物件の狙い目の築年数

コスパや快適性を重視した賃貸物件の狙い目の築年数

前章で、築年数と家賃の関係について述べましたが、「結局、自分に最適な狙い目の物件は築何年なのか」が気になりますよね。
ここでは、家賃や快適性、設備重視で選ぶ最適な範囲と狙い目について解説いたします。

家賃を抑える築20~30年の物件

家賃を抑えたいと考える方には、築20年~30年の物件が有力な選択肢となるでしょう。
この築年数帯の最大の魅力は、新築や築浅の物件に比べて家賃が大幅に手頃になる点です。
ただし、単に古いという理由だけで選んでしまうと、設備の古さや内装の傷みで後悔することもあるかもしれません。
そこで重要になるのが、内装や設備が新しくなっている、リフォーム済み物件を戦略的に狙うことです。
とくに、キッチンやお風呂といった水回りが一新されているかは、快適な生活を送るうえで大切な確認ポイントです。
また、内見の際には壁紙の綺麗さだけでなく、給湯器やエアコンが新しい機種かも確認しましょう。

住みやすさとコスパの両立なら築10~15年

家賃の安さと住み心地の良さ、その両方のバランスを重視したい方には、築10年~15年の物件がおすすめです。
この築年数帯が狙い目とされる理由の一つは、家賃が適正な水準まで落ち着いているという点になります。
新築時に上乗せされていた割高な家賃設定がなくなり、支払う家賃に見合った価値を実感しやすいでしょう。
くわえて、1回目の大規模修繕工事がおこなわれた後であることも多く、建物の状態が良く保たれている可能性もあります。
このような物件は、企業の異動が少ない6月から8月の閑散期に探すと、落ち着いて比較検討しやすいでしょう。

最新設備重視の築5年以内

多少家賃が高くても、新しさや最新設備を最優先したい方には、築5年以内の物件が最適な選択肢です。
この築年数帯のメリットは、清潔感だけでなく、断熱性や省エネ性能に優れている点にあります。
築浅物件は家賃が高めに設定されていますが、月々の「光熱費」を含めた総額で考えると、結果的にコストパフォーマンスが良いケースも少なくありません。
最新のエアコンや給湯器、気密性の高い窓などは電気代やガス代を大きく抑えてくれます。
「家賃単体」だけでなく、毎月のランニングコストや快適性も含めたトータルバランスで検討すると、満足度の高い住まい選びができるでしょう。

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築年数が古い賃貸物件の注意点

築年数が古い賃貸物件の注意点

ここまで、築年数別のメリットを解説しましたが、築古物件ならではの危険性と対策もおさえておきましょう。
最後に、築年数が古い賃貸物件で、とくに注意すべき確認事項について解説していきます。

害虫・カビの危険性と確認ポイント

築古物件で遭遇しやすい問題の一つが、ゴキブリなどの害虫や不快なカビが発生する危険性です。
建物は経年劣化によって、人が気づかないほどの小さな隙間が生じることがあり、そこが害虫の侵入経路となります。
また、古い建物は湿気がこもりやすく、結露が発生しやすい傾向にあるため、カビの温床となりやすいです。
内見の際には、まず部屋に入った瞬間に、カビ臭さやジメジメとした湿気を感じないかを確認しましょう。
さらに、キッチンのシンク下や洗面台下を開け、配管周りに水漏れのシミや害虫のフンがないか確かめてみましょう。

水回り配管劣化によるトラブル事例

目に見えない部分ですが、キッチンやお風呂などの水回り配管の劣化にも、注意を払う必要があります。
築年数が25年を超えてくると、壁や床の下にある給排水管が寿命を迎え、問題を引き起こす可能性があります。
劣化が進行すると配管に穴が開き、階下の部屋へ水漏れするような、深刻な事態にもなりかねません。
こうした隠れた危険を見抜くため、内見時には実際に水を流させてもらい、色や勢いを確認しましょう。
改修済みでも、配管は古いままのことがあるため、過去の問題履歴などを担当者に質問するのも有効です。

防音・断熱不足を補う改善策

日々の生活の快適さを大きく損なう可能性があるのが、防音性と断熱性の低さの問題です。
古い物件は、現在の建築基準と比べて規定が緩いため、隣の部屋の生活音が聞こえやすいことがあります。
また、窓も断熱性が低い単層ガラスが使われていることが多く、夏は暑く冬は寒い室内環境になりやすいです。
防音性や断熱性に不安を感じても、厚手のカーテンや断熱シートを使うなど、自分で改善することも可能です。
しかし、断熱性が低いと光熱費がかさみ、家賃の安さを上回る支出になる可能性も考えられます。
たとえば、旧式のエアコンが設置されている場合、省エネ性能の高い新品への交換を交渉するのも一つの手です。

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まとめ

賃貸物件の家賃は、建物の老朽化や耐震基準、設備の充実度など、築年数に関わる複数の要因で決まり、一般的に古くなるほど安くなる傾向にあります。
安さ重視なら築20~30年、費用対効果なら築10~15年、最新設備を求めるなら築5年以内など、希望条件に合わせて狙い目の物件は異なります。
古い物件は害虫やカビ、水回り配管の劣化、防音性の低さなどの危険があるため、内見時に自分の目でしっかり確認することが重要です。

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